肺がんとは肺組織内に悪性の腫瘍が発生した状態を言います。肺がんは日本人の死亡原因としても常に上位に君臨する病気で、年間およそ7万人近くが亡くなっていると言われています。
肺がんには小細胞肺がんと非小細胞肺がんとがあります。小細胞肺がんは悪性度が非常に高く進行も早い為、発見した時には進行がんであることが多く、他の臓器に転移しやすいのが特徴です。非小細胞肺がんは小細胞肺がんではない場合の総称で、全体の8割ほどを占めます。
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小細胞肺がんは脳やリンパ節、肝臓や副腎や骨など他の臓器に転移することも多く進行が早いのが特徴です。非常に悪性度の高いがんと言えますが、その反面、非小細胞肺がんに比べると抗がん剤や放射線治療の効果が得られやすい傾向にあります。
非小細胞肺がんは、小細胞肺がんに比べて進行スピードも遅く早期に見つければ完治を見込めます。しかし抗がん剤や放射線治療が効きにくいのが特徴です。
肺に悪性腫瘍が発生する原因は遺伝子の異常によるものですが、その要因となるのがタバコです。タバコを一日に吸う量や吸い始める年齢、吸っている期間の長さによって肺がん発症のリスクが高いことが分かっています。また禁煙すれば肺がん発症のリスクが減ることも分かっていて、これが肺がんの原因にタバコが影響することの裏付けともなります。
肺がんの症状としては特有の症状があるわけではなく、初期では無症状であることがほとんどで、進行してくると咳や痰などの風邪に似た症状が続くことがあります。痰は時に血が混じることもあります。
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