呼吸をしていると大気中の埃や塵、細菌やウイルスは鼻や口から体の中に入ってきます。そうして吸気で入ってきた異物は体内で残ったままだと体に害を及ぼします。そうならないために、呼吸器に入り込んだ異物を体外へ排出する役目を果たしているのが痰の役割、というのは痰とはのページで説明していますが、ここでは痰が出る(絡む)仕組みについて説明していきます。
痰は気道内の異物を絡め取って体外へ排出する際に、そのほとんどが咳を伴うことで外へ出そうとします。咳は喉や気管や気管支などの末梢神経を刺激されることで、反射的に起こるものです。咳を反射運動によって強制的に出すことで、気道に溜まった異物を体外へ射出し、この時に同時に痰も押し戻されて口腔へと出てくるのです。これが痰が出るメカニズムです。
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また、健康で正常な体であっても痰は常に出ています。なぜ健康体でも痰が出るのかと言うと、普段から目に見えない大気中の微量の埃や菌なども呼吸によって取り込んでしまっているからです。実は普段は気付いていないだけで、知らず知らず無意識の内に唾と一緒に飲み込んでしまっているというわけです。
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