痰が絡む場面で意外と多いのが、食後です。特に脂っこい濃い食事を摂った後や過度の飲酒時に多く、いわゆる暴飲暴食の食後に痰が絡む症状が現れやすいです。夜の繁華街で泥酔してフラフラと千鳥足のサラリーマンが、大きな音を出しながら痰を吐きだそうとしている光景が分かり易い例です。
このような暴飲暴食による食後の痰症状は、実は逆流性食道炎の症状として現れていることが考えられます。逆流性食道炎とは簡単に言うと「胃酸が食道に逆流して炎症を起こした状態」です。この逆流した胃酸が食道だけでなく気管支や喉を刺激することで痰が増えてしまうのです。食後に痰が絡むと同時に胸焼けをよく起こす方は、この病気の疑いがあるでしょう。
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また食後に痰が絡みやすい人の特徴としては、普段から風邪を引きやすい方や喉の粘膜が弱い方、嚥下(物を飲み込む動作)機能が衰えている方などが挙げられます。歳を重ねる毎に症状が酷くなっていく方も多く見られます。
そして最も多いのが食後の喫煙時です。「食後の一服」と呼ばれるものですね。タバコを吸う場面の中でも食後の一服が一番美味しく感じる方も多いと思います。喫煙者で食後に吸わないという方を探す方が難しいくらいでしょう。しかし喫煙は気管や肺など呼吸器に相当な負担を強いることになるので、痰が絡みやすくなるのも当然です。ですので食後に痰が絡むという方が必然的に多くなるのです。
食後に痰が絡むという方は、暴飲暴食を避ける、喫煙を控える、この二つを実行するだけでもかなり効果があるので試してみて下さい。
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